救う会について

たまきちゃんを救う会概要

たまきちゃんを救う会は、両親の友人を中心に結成しました。
たまきちゃん家族は転勤が多かったことから、長く定住している地元がないため、救う会の本部を、父の出身大学(東北芸術工科大学・山形県)の友人が多く住む宮城県仙台市に置きました。
両親の出身地の北海道・青森、その他に東京・大阪・山形と全国で募金活動を展開します。
国内での過去の移植支援募金では、地元密着型が多く、今回のたまきちゃんのように全国展開での募金活動は稀なことですが、多くの協力者のもと、全国で活動を行っています。

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「※各支部ごとの活動は、常時共有しながら進めていきます。」

代表挨拶

“彼女たち“が生まれたのは2013年11月12日の札幌。

現在、大阪大学医学部附属病院に入院中のたまきちゃん。
病名は『拡張型心筋症』。
心臓の筋肉が伸びきったゴムのようになりポンプ機能が低下することで
全身への血液循環がうまくいかなくなる進行性の難病です。

病気が判明したのはまだ0歳。彼女のお姉ちゃんが命がけで病気を教えてくれました。

姉の名前は菫(すみれ)ちゃん。
妹の環(たまき)ちゃんと同じ日に生まれた一卵性双生児でした。
菫ちゃんは生後6か月を過ぎたころから原因不明の体調不良となり、
心不全で天国へ旅立ってしまいました。たった270日の命でした。

お姉ちゃんの死がきっかけでたまきちゃんの病気が判明しました。

両親はたまきちゃんのためにできるすべてのことをしたい、との一心で慣れ親しんだ土地を離れ、
心臓病の権威である大阪大学医学部附属病院で治療を受けるため転居を決意しました。
現在も全力でたまきちゃんを支え続けています。

たまきちゃんは生まれてからの大半を病院で過ごしており、外の世界を知りません。
生まれ故郷の札幌の冬の寒さも、今いる大阪の街の熱気も感じることなく、只々懸命にベッドの上で命を費やしています。

たまきちゃんの命は、菫ちゃんがつなぎ、両親によって支えられています。

私たちは何も疑問を持たず日常を謳歌し、このあたりまえの生活を当然のように享受しています。
いま私たちが過ごしているなんでもない日をたまきちゃんにもプレゼントしたい。
そういった想いから私たちは『たまきちゃんを救う会』を立ち上げました。今度は私たちがたまきちゃんの命をつなぐために。

唯一の可能性は海外渡航による心臓移植です。実現するためには莫大な費用が必要です。
今はまだ皆さんにとってたまきちゃんは特別な存在ではないかもしれません。
でもいつかあなたの娘の親友になるかもしれません。あなたの息子の妻になるかもしれません。
家族になり特別な存在になる可能性だってあるのです。その可能性は生きている限り無限にあります。

でも本当は特別なんかじゃなくていい。
決して特別ではない、なんでもない日がどれだけ大切かみんな知っているから。
私たちの未来は変えられる。そしてたまきちゃんがいるなんでもない未来のほうが私達はいい。

そのお手伝いを私たちはしたい。皆さんもお力を貸していただけないでしょうか。
無限の可能性を一緒につなげていただけないでしょうか。

『なんでもない日をプレゼント』するために

《共同代表》
山田寛行 坂本太一 久我健 小高浩之
高橋大陽 北山大貴 大江俊輔