たまきちゃん日記

急ぐ理由

こんにちは、たまきの母です。
救う会の皆様、娘を支援して頂いている皆様、このページを訪問して下さった皆様、いつも本当にありがとうございます。
先週は、大阪や宮城のテレビ局が取材をして下さいました。
メディアの力は本当に大きく、報道して頂けることに大変感謝しております。

放送により、1人でも多くの方々に娘の現状を知って頂ければ幸いです。

前々回の日記で、娘の心臓の状態がギリギリであることをお知らせしたのですが、今回はその点に関して詳細を記しておきます。

先々週、1.5ヶ月ぶりの心エコー検査を行いました。

その結果、補助人工心臓のサポートを受けている左側の心臓は以前より少し小さくなっていたものの、自力で頑張っている右側の心臓は強心剤や利尿剤を入れても、大きさが以前と変わらず張ったまま、逆流も大量でした。
逆流があると流れるべきところへうまく血液が流れません。

また、筋肉の繊維化も進行しており、心臓の動きも硬く、鈍いとのことでした。
つまり、右側の心臓も自力での血液ポンプ機能が弱くなっているのです。

先生方は、娘の心臓がギリギリ自力で頑張れるところまで内科治療を続けて下さいました。

それは、なぜか?

補助人工心臓を装着した時点で血栓、それに伴う脳や肝臓、腎臓など他臓器への合併症、刺入部からの感染症等のリスクが上がる為
です。

それでも装着するしか生きる道はありませんでした。

他臓器への合併症があると、移植登録から外れてしまい、渡航もストップします。

1日も早い渡航が望まれるのはこういった理由です。

補助人工心臓は長期間装着する機械ではないこと、長くなればなるほどリスクが上がることをご理解頂ければと思います。

明日たまきは死ぬかもしれない。

大袈裟ではなく、本当に
そういう思いで毎日向き合っています。

たまきの心臓は風前の灯火です。

それでも何度も苦難を乗り越えてきた娘の眼差しは、いつでも真っすぐ前を見ています。

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【たまきちゃん治療の様子】
この動画は治療の際に撮影されたもので、目をそらしたくなるようなシーンが含まれています。ですが、これが現実です。
たまきちゃんは小さな体で辛い治療に耐え、日々一生懸命に生きているのです。
この映像を公開するにあたり、両親はたまきちゃんの苦しんでいる様子を見せるべきか大変迷っていました。しかし、たまきちゃんの現状を知っていただきたいという強い思いから、公開させていただく運びとなりました。

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